なつんこ日記
イラストレーター今井夏子のブログ
制作メモ

イラストレーターの営業

この記事は、2020年3月にnoteに掲載していた記事を加筆・修正しています。

駆け出し期間も含めると12年くらいイラストの仕事をしているのですが、最近「どうやってイラスト仕事が入るようになりましたか?」という質問をされることが増えてきたので、自分が試した方法や効果があったと思われる方法を簡単にまとめてみました。

イラストのサイトを作る

ネット営業メインでも持ち込み営業メインでも、制作実績もしくはオリジナルイラストをまとめたポートフォリオサイトは必要です。

イラストレーター界隈ではWordPressが流行っている印象がありますが、コーディングなどに苦手意識がある、あまり時間を割きたくないという人は無料サイトでも問題ないと思います。大御所の方でもTumblrなどを使ってらっしゃる方もいます。

私はAdobeCCを契約しているので、無料で使えるAdobePortfolioを使っています。
https://imainatsuko.myportfolio.com/
独自ドメインも特に取得していませんが、変なURLではないので特に問題ありません。
強いて言えば少々重たいので、いったんこれでサイトを作ってあれこれやりたくなったらwordpressに乗り換えても良いと思います。

当たり前のことではありますが、せっかくサイトを作っても更新されていないと「この人は今は活動していないのかな?」と思われかねないので、オリジナルイラストでもいいので月に一度は更新した方がいいです。

ちなみに次項で持ち込み営業についていろいろ書いていますが、私の場合は結局のところ、サイトやイラ通など「サイトを見て」依頼が来ることが多いと感じます。

(2020年10月追記)
ブログをnoteからwordpressに乗り換えるにあたり、サイトもwordpressで作成しました。タグやカテゴリなど細かい設定ができるので便利です。Adobe Portfolioとは並行して利用するつもりです。

持ち込み営業orファイル送付する

持ち込みたい企業にいきなり連絡するのではなく、事前にサイトを確認し、持ち込みについて記載があるかを確認します。
電話してください/ファイルを送ってください/メールでURLを連絡してください/持ち込みは受け付けていません、などと具体的に記載されていることもあります。

特に記載がない場合は企業に連絡して営業します。イラストの持ち込みをしたいが会って見ていただけるか、難しければファイルを送ってもいいかを確認します。
ファイルを送る場合はポートフォリオ(作り方は後述)、名刺、送り状を添えてレターパックなどで送ります。

ただし、今はどこも人手不足で忙しいのでなかなか対面で見てもらうことは難しいです。知り合いのつてでデザイナーや編集者などに見てもらえるのであればその方がいいですが、私は特につてはなかったのでほぼファイル送付のみで営業しました。
すぐに仕事が来ることもあるし5年くらい経ってから仕事が来ることもあります。私も今でこそ持ち込み営業はほとんどしていませんが、特に新しい分野の仕事がしたい時は今でも集中的にファイル送付を行っています。

(参考)ポートフォリオの作り方
・ファイルはA4サイズ、20P程度
・棚に入れることを想定し、背に名前と連絡先、イラストを入れたラベルを貼る
・ファイルは持ち込み先によって中身を替える
・実績が少ない場合は実際の仕事をイメージした作品(モックアップ)を入れるといいです。雑誌にファイルを送る際、実際のページをコピーしてそこに自分のイラストを入れるとこんな感じになります、という見せ方をしたこともあります。
・タッチが複数ある場合はページを分けてラベルで見やすくするなど工夫が必要です。あくまで持ち込み先に合わせてタッチも絞ってファイルを作ってください。
・雑誌など、モノクロや2色のページもある媒体に持ち込みを行う場合は、モノクロのイラストも入れた方が先方がイメージしやすいです。

各種SNSを活用する

駆け出しの頃はまだブログくらいしかなかったので持ち込み営業が基本、という感じでしたが最近はSNSきっかけで仕事がくることも多くはないですが増えました。
Twitter、Instagram、Facebookなどいろいろありますが、自分の好きなSNSを活用すればいいと思います。私もFacebookはアカウントを持っているだけでほとんど使っていません。

Twitter

イラストはたまに実績やオリジナルを載せるだけでほとんど趣味の話しかつぶやいていないのですが、その趣味の話がきっかけでフォローしてくれて、機会ができたときに依頼してくれるということがあります。とあるオンラインゲームについてのつぶやきで知りまして(同じゲームを遊んでた)、ということもありました。
また、クリエーター系のタグが流行っているときに乗っかると反応されやすいです。

Instagram

私は海外からの反応が多いです。イラスト用のアカウントを作った直後に海外から仕事と取材が入ったので、海外の仕事をしたい方にはいいかもしれません。

Behance

AdobeCCを契約していると利用できるポートフォリオサイトです。SNSというよりは作品をまとめて見せる感じでしょうか。
https://www.behance.net/imainatsuko
私はここ経由で仕事がきたことはたぶんないですが、海外の方の反応も見られて参考になります。また、国内外のクリエイターの作品がたくさん見られるので楽しいです。

ブログ

駆け出しの頃から5年くらい料理イラストのブログを書いていました(そのブログはもう消してしまったのでありません)。
当初は料理イラストの仕事もくるようになるといいな〜という気持ちで続けていましたが、今では仕事の半分くらいは料理イラストになっているのでやって良かったです。
また、ブログをみて仕事がくることも多かったですが、開設当時から読んでていつか仕事を依頼したいと思っていましたとか、高校生の頃から読んでいました!という方もいらっしゃいました。

(2020年10月追記)
ブログはnoteを使っていましたが、wordpressに乗り換えました。
イラストルポなどを中心に掲載していますが、イラストレーターとして役立つことも書いてみたいと思っています。

イラストレーターズ通信に加入する

駆け出しの頃から加入させていただいています。私はここに加入してから目に見えてグッと仕事が増えたので、これから仕事を増やしたい、という方にはおすすめです。ただしプロでもここからは全然仕事こない〜という方もいらっしゃるので相性はあるかもしれません。また会員のみ使用・閲覧できる掲示板があるので悩みなど相談することもできます。

審査や加入条件、年会費等ありますのでよく内容を確認してから申し込みをしてください。
https://illustrators.jp/recruit.htm

クリエイターEXPO(クリエポ)に出展する

年に1回、3日間開催される商談会です。効率よく営業したい方、特に地方で活動されている方におすすめです。

出展料は10万超えでそれ以外にもパンフレットとや名刺の印刷、遠方からの出展なら宿泊費や交通費などお金はかかりますが、たくさんの方にイラストを見てもらえるし、お客さんがイラストを直接探しに来ていますし、周りも本気で来ているので刺激にもなります。
出展前に一度見に行って、雰囲気やブースの作り方、もらえるならパンフレットをもらってきて研究してもいいですし、過去の参加者がブログやSNSで感想やどういう風にブースを作ったかを書いてらっしゃるので参考になると思います。

ただし商談会なので、ブースで話し込んだりして長居するのは出展者に迷惑なので控えましょう。

エージェンシーに登録する

実績が増えてきたら、イラストエージェンシーに登録するのもいいです。そんなに数はこないのですが、エージェンシーを通す案件は大企業の仕事(そして急ぎ)が多いです。実績が増えてくると登録していないエージェンシーからイラスト制作の打診がくることもあります。

グループ展や個展を行う

多くはないですが、展示をきっかけにイラストを知っていただいて仕事につながったことは何度かあります。そもそも初めての仕事はデザインフェスタで知ってくれた方の仕事でした。駆け出しの頃はデザインフェスタやグループ展に参加していましたが、ここ数年はほぼ参加していません。また、特にグループ展は他の同業者と知り合いになれていろいろお話を聞けるのでそれも参考になると思います。

また展示ではないですがコンペに参加するという方法もあります。私はあまりコンペに参加したことがないので効果のほどはあまりよくわかりません。

さいごに

私が営業活動を頑張っていたのは10年くらい前なのでちょっと内容が古いかもしれませんし、もっといい方法もあるよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで私個人の経験と感想ということで、参考の一つになれば幸いです。

こまめに種まきをするようにいろんな方法を試して、自分に合ったやり方をみつけていただければと思います。